【2018年】『止められるか、俺たちを』感想、ネタバレあり。若き女性が追い詰められた孤独と葛藤。

『止められるか、俺たちを』あらすじと概要。

2012年に亡くなった映画監督の若松孝二が設立した若松プロダクションを立ち上げた当時の青春群像劇が若松プロ出身の白石和彌監督によって映画化された。
脚本も同じく若松プロ出身の井上淳一。

若松孝二を演じる、主演の井浦新をはじめ、過去の若松作品に携わった俳優陣が数多く出演している。

1970年前後を舞台背景に、若松プロを再設立した若松孝二とその映画仲間が奮闘していた。
そこに、何者かになりたかった若い女性めぐみ(門脇麦)がフーテン仲間に誘われて入って来た。女でありながらも女を捨てて助監督や雑用をこなしていくめぐみ。若松映画を通してめぐみの成長も認められて行ったが、「観るのと撮るのでは全然違う」と焦りさえ感じてしまう。そして一つの作品を任された頃、めぐみは妊娠していた。

映画のネタバレと感想

オススメ度★★★ 星3.5です。

とても熱量のある作品でした。

1970年前後の東京、新宿を舞台にした背景で、映画に取り憑かれた人々の青春劇が胸に刺さりました。
私は、若松映画は何本か観ていて、中でも『実録、連合赤軍』の大ファンですので、井浦新さん演じる若松孝二とはこう言う人なのだ。と言うカタルシスがあり、私知らない私の好きな時代を背景にしている事に勝手に哀愁を覚えました。

当時を生きる映画人が素晴らしく描かれています。
『映画に理屈はいらないんだよ!』と言うセリフが心に残っています。

ただ、わからないのが、どうしてめぐみは死んでしまったのか?
そこが不完全燃焼です。白石和彌監督は観客の想像に任せたのかもしれませんが『凶悪』のラストでも同じ気持ちになりました。その辺はっきりしてくださいよ、」と。




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キャラクターと脚本

若松孝二を演じる井浦新さんは最高でした。
この脚本が本当ならば若松孝二という監督は俳優の芝居も褒めるし、後輩たちにもチャンスを与える素晴らしい方ではないですか。
何より、藤原季節さん演じる荒井晴彦もクセがあって良かったですね。

今まで若松孝二作品に出演されてる俳優さんが出演なさっていたことにリスペクト感があって嬉しいですね。この映画に携わっている方々にお礼を言いたいです。

 

『止められるか、俺たちを』まとめ。

  • 1970年前後を背景に描かれているので、とてもノスタルジックに感じる。
  • 登場人物とキャスティングがうまくいっている。
  • 門脇麦演じるめぐみの最後が謎だが、門脇麦はこの時代の映画にとてもハマっている。
  • 生前の若松孝二、若松プロダクションを取り巻くの映画人の伝記映画である。
  • 白石和彌監督の映画はいつも熱量が高く、突っ込みどころがあっても力技でラストまで引っ張っていく。
  • 当時の東京、新宿、ゴールデン街などを知っている方が観たらどう思うのか聞いてみたい。興味があるところです。

 

 

 

 

 

 

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